BIGBAND

あ

あの感覚が蘇る


溢れてくるたくさんの音は

いつのまにかくっついて

ひとつの大きな波になる

ちっぽけなわたしの音ものみ込んで

たちまち大きくしてくれる


やっぱり私は

これがないとダメなのかしら

ゆめ

いつかは必ず別れのときが来る

今はとても近くにいてくれるあなたたちの音と


それはとてつもなく怖ろしいことのような気がする


だけどだからこそ

今のこの瞬間が

とても輝いてキラキラして見える


私はとても幸せだったのです

とがとが

わたしの望んでいるものは

わたしひとりでは手に入れられないんです


わたしの望んでいるものは

あなたのこころがあってこそなんです


こころが通い合っていないとさみしいです

でもそうさせたのはわたしでしょうか

わたしには

望む資格なんてないのかもしれません


周りにはたくさんの尊敬するひとやあったかいひとがいて

彼ら彼女らはたくさんのキラキラやドキドキをくれるのに

わたしはいつまでたっても貰ってばかりかな


あなたの目に映るわたしは

あなたを駆り立てられるだけの人ではないのかな


だけれど

わたしのなかにも

そしてきっとあなたのなかにも

トキメキとかは確かにあるはず


きっと目指す方向は同じ


そう信じて待ってるよ


イチ　＝　ヨンブンノイチ　×　ヨン　


のはず

秋雨

ジャズパの帰り道

ゴトゴトと阪急電車に揺られながら

自分はどんな風にぴあのを弾きたいのか考えてみました


こんな音を出したいとか

もっとリズム感がよくなりたいとか

こんなフレーズが弾けるようになりたいとか

一緒に演奏するメンバーともっと遊べるようになりたいとか

とかとかとか


でもやっぱりいちばんは

演奏を聴いてくれるひとを

にやっと笑わせて

そしてシアワセな気持ちになってもらえたら最高

そんな気がします


うーん

かんたんなようで

すごくむずかしい

意地じゃないけど

少ないながらにも

この一年半でかたちになってきたものがあるわけで

かたちにしてきたものがあるわけで

そんなものを

かんたんに否定されたくはないんです


もしかしたら３年後には

なんでこんなことでって思うようなことかもしれないけれど

今のわたしにとっては

あまりいい気のするものではありませんでした


アドバイスはもちろん聞きます

でもいまは

自分で価値を見出したものを守りたいだけなんです